やりこみ要素満載の本格ハクスラRPGスマホゲームアプリ第三弾!

オープニングストーリー

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「おめでとうございます。」

雪の降り積もる早朝、前触れもなくやってきた白髪の老人は、自分をギルドメンバーの一員だと名乗った。

「こちらが正規ギルドメンバーへの推薦状と、本部からの許可証、そして最初の依頼書となります。」

老人はそう言って二通の書状と、一枚の依頼書を差し出した。

…。思い当たる節があるとすれば、数ヶ月前、ちょっとした事情から物入りとなり、酒場の掲示板に張り出されていた依頼を手伝ったことがあった。

あの時の…。あなたが何とか記憶を呼び起こそうと思索に耽っていると、老人は「それでは。」と一言残して立ち去ろうとした。

慌てて老人を引き止めようと声をかけたが、

「依頼書は確かにお渡しいたしました。正規ギルドメンバーとなり、ギルドにその身を捧げるつもりがおありでしたら、依頼書を読み指定の場所へお越し下さい。そのつもりが無いのであれば、書状は破棄して、今朝のことはお忘れ下さい。」

そう言い残して去っていった。

あなたはドアを締め、火の点いていない暖炉の側にある椅子に腰掛けると、早速依頼書を確認した。
イズベルグ州東部に広がる大森林、その近辺のとある村への赴任と周辺の治安維持、これが依頼の内容だった。

次に推薦状を一読し、最後に上等な羊皮紙に印字された許可証を開いた。
あなたの名前と共に、正規ギルドメンバーの一員と認める、と簡潔な一文が印字されており、最後に、

ーグリンガルド共和国本部ギルドマスター *.エルクスレーベンー

と、ギルドマスターの署名が入っていた。
ファーストネームの部分が少し滲んで判別が出来なかったが、あなたには聞き覚えのない名前であり、この許可証がそもそも本物かどうかすらも不明だった。

行ってみるか…。

ようやく冬の厳しい寒さも和らいできたとは言え、暖炉にくべる薪も底をつき、明日の当てのないあなたに、他に選択の余地はない。

大陸歴1312年の早春。

物語の扉が開く…。

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